Thursday, September 16, 2010

ペンパル

僕は高校時代、ペンパルをしていた。今ペンパルという言葉を知る若者など皆無であろう。ペンパルとはペンの友達である。文通交際みたいなものだ。日本に限らず、英語勉強のため世界に向けてペンパル友達の輪はあった。今はメル友と言う事になるのだろうか?でも絶対に違う。そんな軽くはなく、合った事も無い人に手紙を書く。自分の人生観・近況など結構悩んで文を認めた思い出がある。

当時、ヤマハ音楽出版から「ライトミュージック」という音楽雑誌が出ていて、ペンパル募集ページで九州小倉の女性と文通を始める。約3年間続いた。高校卒業と同時に友人2人と小倉旅行へ。その女性の自宅に3日間御世話になる。彼女はまだ、高校2年生で小倉の有名女学校に通っていた。到着した日にウェルカムパーティが開かれ、彼女の友達も参加し、楽しい宴がスタートした。そこでフォークギターを持ち込んでパーティに参加する女性に出くわした。TT女史。彼女は小倉では有名なシンガーソングライターでオリジナル等多数披露してくれた。

月日は経ち、彼女が東京に出てきてメジャーデビューを果たすニュースを聞く。そしてTBSの連ドラのテーマソングにも選ばれ順風満帆なミュージシャン生活のスタートとなった。
その後、噂は聞くが結婚後活動を中止したらしい。

そして、長~い長~い空白。
先日、ネットサーフィンをしていて、ふと、彼女のホームページに出くわす。そこには子供の手離れに際し音楽活動を復活するという内容が記してあった。また、ライブスケジュールなども。
そして明日、赤坂に40年ぶりの彼女の歌声を聴きに行く。また、文通相手のM女史の近況等も聞ける。楽しみだ。

けど、心配事が有る。はたして僕の事、覚えているのだろうか?