Friday, September 03, 2010

ドラッグについて

今日、有名芸能人の裁判員裁判があった。彼はドラッグと保護責任者遺棄致死など4罪に問わている。彼は覚せい剤の一歩手前、合法ドラッグの一歩先を行くMDMAとかいうケミカルドラッグの使用でトッ捕まっての裁判だ。

テレビで放映される芸能人の覚せい剤騒ぎ、ついこないだもバカの権化、清水なにがしもまた、覚醒剤所持でトッ捕まった。何回目か。
そんなこんなで悪知恵がきくドラッグ製作者は法に触れないドラッグを模索していく。いわゆる合法ドラッグである。これも、ディスコ・クラブなどで多数出回る。その合法を少し越えたものが合成麻薬MDMAだ。

また、高校・大学時代だ。若い者がシンナーを吸うというケミカルドラッグに嵌っていく。暴走族の定番でもあった。その効果に飽きた輩はブタンなど新たなケミカルドラッグを吸っていた。それがどんどん進行していく。行き着く先はケミカルドラッグのチャンピオン覚せい剤だ。
また以前、ミュージシャンは薬局で風邪薬(咳止めシロップ)をたくさん常用しラリっていた時代があった。
そんな状況を皮肉ったものがこれだ。赤塚不二夫さんのギャグ漫画の中でこんなシーンがあった。周りがシンナーに嵌っていくのを見て、主人公は、何日も履き重ねた靴下をビニール袋の入れ吸うというものだ。ケケケっ…これでいいのだ。

いきなりチャンピオンである覚せい剤に嵌っていく輩は簡単に常習性に陥っていく。その常習性こそがドラッグの定義であろう。

ドラッグとは何か?
人類が誕生・進化していく中で、鏃(やじり)・火の仕様など様々な道具の進化があった。また、突然、残しておいた穀物が醗酵し酒になる。また、ある食物を食べたり、吸ったりしたら気分が高揚したなど。偶然とのやり取りでドラッグ体験をしていく。
単純行為の繰り返し、これもドラッグ的快楽を与える。例えば、マラソンランナーなどのランナーズハイ。ゴルフ等でゾーンに入る。これも一種のドラッグ体験にもさも似たり。

人は多かれ少なかれ日常でドラッグ体験をしている。
ドラッグの規定は常習性であろう。ドラッグにもソフトからハードに至まであらゆるモノがある。その切り口から鑑みると、まっ、異論は有ろうがソフトドラッグの代表格はタバコ、酒であろう。どちらも常習性が強い。そして次にソフトハードの間を行くドラッグ。ここから違法であるけれどマリファナ・きのこなど自然界にある覚醒作用のある食物類。マリファナ等はオランダでは合法なのだ。
そして、ハードドラッグはケミカル系の覚醒物質。その代表格は覚せい剤である。その他に、多々有るが僕は詳しくは知らない。中島らもが著書「アマニタ・パンセリナ」で身を以って、ぎりぎりの法律内で体験談を記している。大麻所持法なのでモンキーハウスに入っているが。

ソフトドラッグの代表格のタバコ、酒についてまた後ほどに。