Tuesday, July 27, 2010

サスペンスドラマの音楽探究

海外テレビドラマで一番のデキはCSIシリーズと確信する。一話完結は安心してみる事が出来るからだ。しかし巷の人気度では24が良いとされる。しかし連続ものは途中からじゃ面白みも半減してしまうのでまり見ていない。是非、ボックスセットを買ってみてみたい物だ。CSIを見ると勉強に成る事が多々ある。それは登場する語句は英語の勉強、また、分析やらでは化学の勉強になったりする。

例えば、一酸化炭素中毒で亡くなると、皮膚表面がピンク色になるとか。(見た事は無いが) それを応用して、食品サンプルの撮影でシズル感を出す為に 一酸化炭素を含んだスプレーをかけ表面の色を鮮やかにするとか。また、未確認死体は♂はジョーンドー、♀はジェーンドーと言ったように。まだまだあるが本題に戻す。

サスペンスものの音楽をCSIばりに追求してみよう。
ロストに使われる音楽の根底はヒッチコックサスペンスのテイストを引っ張っている。あまり豪華なサウンド処理をせず、ノンリバーブに近い仕上がりにし、緊迫感を漂わせている。
また、最近の王道になりつつあるサスペンス手法がある。
その前に陳腐な日本のサスペンス音楽を考察してみる。まず、音楽業界からの売り込みでとあるタレントが歌う曲がテーマソングになったりする。サスペンスのポリシーと異なった楽曲になったりする。コマーシャリズム。また、劇中音楽に至っては、不安な時はディミニッシュサウンド、ポロロ~ンと。解答が見えないときはオーギュメントサウンド、ファ~~と。これはもうお決まりの楽曲傾向である。何故、そうした単純な解決サウンドを求められるかというと絵自体に力が無いからである。

話をサスペンス手法に戻す。
これは、現在、よく使われる手法で否が応でも画面の緊張感が伝わってくる。
それは、映画のマットデイモン主演のボーンシリーズに使われている手法である。音楽的に言うとフリージアンモードの音楽になる。そして8分音符で同じ音を2度繰り返す手法である。フリージアンモードとはドレミファソラシドという音階がある。それをミから始まる音階に変える事である。ミファソラシドレミというように。ボーンシリーズでは、こんな感じだ。♪ミミシシドドシシララソソ♪で同じ音の2度打ちメロディはこれ以降盛んに取り入れられている。
まず、日本では、龍馬伝のテーマソングに登場する。そして、CSIでもこの手法が取り入れられている。
また、CSIサウンドの凄さは一話完結の物語であるゆえ、音楽の使い回しをしないという基本ポリシーがある。毎回違ったサウンドに巡り会えるのである。同じなのは強力なテーマソングだけなのである。

ちょっとは事件は解決したのかな?