Thursday, August 12, 2010

盆週間になると…

僕の仕事は下請け仕事。クライアントあっての仕事となる。彼らが盆で1週間休暇を取ると、盆明けには成果物の提出を迫られる。と言う事は、盆週間は毎年結構忙しい週間となる。

そこで、昨日の打ち合わせで受注した仕事は案の定、休み明けの提出と成った。やれやれ。
ウェブサイトの構築、そしてそれに関わる検索システム自動処理プログラムも作る必要が生じる(後日作成)。これは僕の力ではできない。外注さんの協力が必要となる。これが結構の金額になると想像するがクライアントは予算が無いなどと渋る光景が目に浮かぶ。

さて、盆週間突入の東京ビジネス街は車の量が激減。なんか、気持ちよい風景を醸し出している。
しかし、打ち合わせ場所が変わると(新宿→渋谷)東京の観光地という事も有って、やたら人が多い。歩くたびにイライラしてくる。

打ち合わせ終了後、スタッフと渋谷のサイゼリアで夕食となった。流石渋谷。若いもんしかいない。しかも10代。おっさんは僕らだけ。地方のそれではファミリー層も見受けられるが、格安のファミレス、若者に取っては1000円以内で楽しい食事と会話が獲得できる空間なのであろう。僕ら親父達は一人1500円でワインと食事とたらふくになって岐路に着く。
いつもそうなのだがスタッフと解散すると何か出来事が勃発する。先日は外人の女性と楽しいひと時があったが、今回は違う。

僕の大嫌いな渋谷商店街おやじ達の自警団グループと遭遇。以前テレビで彼らの活動を紹介され、あの高圧的な態度には頭に来た思いがあり、それを目の当たりに見、そして、やり合ってしまった。
彼らの活動は「渋谷を良い街にする」ということであろう。路上喫煙、ポイ捨て、客引き、などを注意し「渋谷を良い街にする」命題を実践している。これに関しては文句はない。が、その上から目線の高圧的態度、自分が警察官に成ったような勘違いを彼らは認識しているのか。

昨年の暮れに村上春樹さんがエルサレム賞受賞スピーチの時、壁側(システム)につくのか、卵(個人、弱い立場の人々)につくのかという内容のスピーチをした、かれは「小説家として卵側につく」と言い放った。

で、今回、矢面に立たされている若者を注意する、というより詰る(なじる)自警団に対し、一喝。すると彼らは僕に対し「なに〜文句あんのかよ〜」と893もどきの高圧的態度。プッツン。僕は冷静に彼らの問題点を彼らに解く。彼らは頭から湯気を出し始めた。そのうちお巡りさんが登場。ことの成り行きを説明し、彼らに謝罪させた。気持ちよい。
あまりにも行き過ぎた自警行為なんともナチ的な態度、僕の今日の締めくくり、ウンザリした一日に成ってしまった。

す〜っと通り過ぎれば良かったかな。