久しぶりの音楽の謎解きを始めよう。その2 起立・礼・着席
小学校の時、先生がオルガンを弾きながら起立・礼・着席の挨拶をした。その時の和音はドミソ(起立)→ソシレ(礼)→ドミソ(着席)という和音を奏でた。これは僕の育った名古屋だけではなく全国的にこうであったと思う。
そのソシレ→ドミソを終止形という。ほとんど全ての楽曲はこの終止形で構成されている。
今回はこの終止形の話だ。
記号で書くとV→I(G→C/ソ→ド)と言う事になる。次に仮にVをIとあてはめてみる
V→I(D→G/レ→ソ)だ。お解りか?次に次に仮にVをIとあてはめてみる
V→I(A→D/ラ→レ)だ。ちょっと難しくなってきた。
これを整理するとこうだ。
C→F→B♭→E♭→A♭→D♭→G♭→B→E→A→D→G
これをサイクル・オブ・フィフス(Cicle of 5th)という。
もうちょっと分かりやすくすると、まずはピアノの白鍵だけで解決するハ長調で説明する。
音楽には音程(間隔)がある。
前回、3和音について書いたがドレミファソラシド上に和音を重ねてみると長三和音と短三和音とになるコードにするとC Dm Em F G Am Bmだ。で、上記のCicle of 5thを当てはめてみる。
例としてDm→G →C(II→V→I)だ。こう言うコード進行を見たことがあるであろう。これを終止形と呼ぶ。起立・礼・着席である。
全てと言っても過言ではないがほとんどこの終止形のあつまりで曲は出来ている。
だから僕は、カラオケなどの音楽を聞くとコードが分かるのである。先が読めるのである。
終止形のおかげである。
次回は誰でも弾けるジャズピアノって言うのをやってみよう。