Monday, January 24, 2011

遠方より来る

論語の一節にこんなのがある
「…朋あり遠方より来る、亦楽しからずや。…」
と、復習の大切さ。友達の大切さ。を説いた一節がある。
というわけで先週の土曜日、我が浦和自宅に「遠方から友来る。」である。

名古屋から新幹線に乗ってやって来た。そして、東京住人(と言っても千葉・横浜・埼玉)と合流し、1年に1〜2回ほど楽しい会を催している。
外食では時間の制限があるが今回、我が自宅ということで心置きなく、時間を忘れて阿保話の花が咲きまくった。

名古屋から参戦のH氏は、癌という大病を乗り越えた吾人である。少し発汗が多めの副作用だけはあるが今は元気・元気だ。そして、今回の名古屋土産が「名古屋弁かるた」を持ってきた。
東京住人の僕達が読んでも外国語を読むみたいに上手く読めないし面白さは伝わらないが、ネイティブの彼が読むといきいきした名古屋弁の世界に誘ってくれる。ガキの頃使っていたフレーズが満載だ。ケケケッだ。
そして、僕らが知り合うきっかけとなった音楽談義に花が咲く。今の音楽ではなくディープな60〜70年代のロック音楽話だ。その音楽の生き字引みたいな吾人が横浜から参戦のKT氏だ。

彼は某国立大を卒業後、LAの映像専門の大学に進み、そのままアメリカに住み着き(グリーンカードも取得)、20年もの間アメリカ人として生きていた。
彼は当時僕達が聞いていたアメリカンロックのアーティストと仕事上付き合いが始まり、そんなLAでの話を聞かせてくれる。誠に有限実行だ。

もう一人の吾人が千葉から参戦、KA氏。彼も若い頃から「コピーライターになる」といいはって上京した輩だ。彼も有限実行、大手MEH広告代理店に入社。数多くの名作を世に送り出している。今は、物書きとして生活しているが、まっ、余裕の専業主夫だ。

いろんな経緯でそれぞれの道を進んだ(成功したものもいれば、ちょっとなあっ)ものどうしの時を忘れた会話は実に耐え難いものである。幸せもんだ。

そして宴会第2部が始まる。

「がやがや」とハッスル氏を始め錦ゴルフ研修会の面々が現れた。ハッスル氏には宴会のお誘いをしていたがこんなに集合するとは思わなかったが、人が多いに越したことはない。総勢9人。食料・酒の援軍もあり楽しい時間の始まりだ。
違うフィールドで活躍する人達の会話は感心することがあり、お互いグッドエクスピアレンスだったであろう。
僕はギターを披露し、K氏は講談と。この講談、僕の名古屋友人は至極感激していた。
なんか、大学時代にタイムスリップしたかのような楽しい時間、近隣から苦情があるのではないかと心配していた時代を彷彿していた。

己の学問(ゴルフ・講談・音楽etc)が成就すると、己と同じく道を志す人達が、近い所は言うに及ばず遠い所からまでも訪ねて来る。
そんな一日であった。

「…朋あり遠方より来る、亦楽しからずや。…」