Friday, January 29, 2010

売っても売れない幻の名器

僕がゴルフを始めたのが30歳の時だ。職業柄平日にゴルフが出来たので割と安くゴルフを始める事が出来た。また、当時、音楽家仲間が一斉にゴルフを始め、金持ちの諸先輩音楽家は挙ってホームコースを持ち始めた。
そんなおり、先輩から中古クラブを譲り受けゴルフ道が始まる。筆卸は芹沢プロが育った富士平原ゴルフクラブである。そしてどんどん深みにはまっていく。その後、マイクラブを買う事になる。どうせ買うなら一生モノと思い、結構高価なクラブを購入した。
その中のクラブがドライバー MacGregor TOURNE M85 EYE-O-MATIC ・パター George Low Wizard600 Sportsman・アイアン MacGregor Jack Niklaus Special Editionと購入。今でも大事に所有している。

当時、ゴルフクラブはMacGregor・Wilson・Spalding・Ben Horganがメインのメーカーであり、高嶺の花であった。また、日本メーカーはホンマがシェアーNo.1であった。また、MacGregorのドライバーは各メーカーの研究材料となった。
当時のツアープロはそのMacGregorのドライバーを探し求めていた。その代表がMacGregor TOURNE M85 EYE-O-MATICであった。クレイグスタドラー・デビッドグラハムらが使用していた。
そんなおり、MacGregorのドライバーの復刻版を売り出したのが、ロジャークリーブランド率いるクリーブランドゴルフ。ロジャーの確かなクラブデザイナーの力が本物以上に素晴らしくアマチュアでも手の届く値段となって登場した。彼は今、キャラウェイゴルフからヘッドハンティングに合い、そこでクラブデザインをしている。

そして、後日ヤフーオークション等で値段を調べると二束三文の価格である。とほほ。
昭和のゴルフクラブは平成ではただのゴミなのであろう。でも、僕にとっては、大事な財産である。ニッカーポッカーを纏ってクラシッククラブでプレイしてみたいものだ。


Monday, January 25, 2010

電車通勤

僕は電車通勤の経験がなかった。学生の一年目は代々木八幡から吉祥寺まで定期券を購入した思い出があるがそれ以来、購入した事がなかった。
今回、といっても2年前になるが都落ちを経験し、金銭的なスリム化を断行(体のスリム化は難しいが)。車を手放し、住まいもさいたま市へ移動した。
武蔵浦和・原宿間の定期を購入。電車通勤が始まった。僕は雑踏が苦手で満員電車には我慢がならない。そこで、座る事の出来る電車の時間を見極めた。武蔵浦和9:42発の通勤快速 新宿行きである。新宿止まりなので利用者はまあ少ない(新木場行きと比較して)。先頭車両まで行けばまず座る事が出来る。これで30分ほどの自由時間が確保できる。
帰りも新宿発の通勤快速があるので座われる。また、30分ほどの自由時間が確保。トータル1時間だ。
この時間を有意義に使うため、iphoneを購入し音楽を聴く。そして読書と。

本を真剣に読んだ事は20年ほどやってない。学生以来だ。気になった作者・作品は時間を作って読んではいたが、毎日読書タイムがある生活は経験が無い。
最初に選んだ作者は村上春樹。海辺のカフカ→ノルウェイの森と進み、殆どの作品を読んだ。そのおかげか、自称、村上春樹通になった。
彼については、作家以外の情報は少々得ていた。例えば、国分寺でジャズバーを経営していたり、千駄ヶ谷に支店を出したり、マラソンマンだったり、ジャズ通だったりと。

彼の作品には、音楽が重要な要素となっている。特にジャズ・クラシック・ポップスこれら音楽に精通しているとどんどん深みに嵌る。
また、彼の作品に嵌る年代はティーンエイジャーから30歳くらい。登場人物の年代の人々。僕が村上春樹を薦める年代は団塊の世代。村上氏と同じ空気を吸った世代の人に読んでもらいたいと思う。たまたま、僕は同世代(少し僕の方が若いが)地方出身者・結構趣味が似ている音楽ジャンルという事もあって嵌ってしまった。ノルウェイの森の主人公「僕」の東京の生活圏が手に取るように分かるのだ。主人公「僕」のアルバイトをしていたレコード店など。これは別の機会に私的村上春樹論で。

今は、橋本治の「巡礼」を読む。 耳元はキースジャレットのピアノトリオ。ガッタンゴットンガッタンゴットン。

Saturday, January 23, 2010

新宿トップス

昨日はフィリピンの女性シンガーのキー合わせと仮歌を僕の事務所兼スタジオで録音した。
僕のアレンジした楽曲に彼女の声が乗る。中々と思う。そして、リアレンジの必要性も感じる。
3時間ほど打ち合わせ兼ボーカルレコーディングを済ませ、スタッフ全員で新宿へ食事に出かける。
場所は伊勢丹そばの高級料理屋。ご馳走にありつけそうだ。

紀伊国屋ビルの裏手を歩いていると新宿トップスが店を閉じている。びっくりである。
で、調べてみると2009.7.18に閉店している。半年の間、知らなかった事になる。
僕が東京に出てきて一番の思い出の喫茶店なのだ。初デートがここであった。
デートの時間前に、紀伊国屋で本を買い、トップスで本を軽く読み流し、すると、彼女が登場。茅ヶ崎からの登場である。
デートタイムのスタートである。良い思い出である。

閉店に追いやられた原因を勝手に想像する。喫茶店としてのトップスから、バー・イタ飯・シアターetc..と経営を広げていった事だろう。
そして、この不況波と。

当時、大学の頃の新宿は、排他的な歌舞伎町、南口ガード近辺の韓国系居酒屋、三越裏の3流映画館周りの軽いセックス横町、西口の思い出横町と。
伊勢丹界隈はそんな雰囲気が無く、おしゃれな感じであった。伊勢丹の夜のライトアップの美しさ、紀伊国屋書店での本の購入、紀伊国屋ホールでの観劇、ジャズクラブピットインでの生演奏。DIG DUGでのお酒タイム、そして、トップスでコーヒーブレイクと。新宿の良き時代の伊勢丹・紀伊国屋界隈であった。
その一つのTOPSの閉店、時代が変わっていく。


Tuesday, January 19, 2010

ギリヤーク

僕の友人で、森君という吾人がいる。彼は早くして癌で他界した。彼の葬式では、人目も憚らず号泣したのを覚えている。
彼とは中学からの友人で、高校は別々だったが良く遊びを共にした。名古屋の金城学園の女子(金持ちお嬢様学校)を紹介してくれたり、音楽仲間を紹介してくれたり、とか色々と人と人を繋げる接着剤みたいな奴だった。その当時の友人とは今でも付き合いがあり、仕事での付き合いもある。

僕は、小学校5年の時に、ビートルズの音と出会い、それ以来、外国の音楽に傾倒している。だから、日本の音楽はとんと興味がない。カラオケに行っても知っている曲が少ない、面白くない。そんな時期に名古屋のヤマハは東京・世界を結ぶ唯一の音楽情報の基地であった。そこで貧乏な僕は3ヶ月に一度アルバイトで貯めたお金を持って外版を購入する。当時の外版LPの価格は3000円から4000円した。日本版が1500円~2000円の時代だ。欲しいアーティストを探し当て、売り場に行くという楽しみがあった。

その森君とは東京に出てきてもお世話になる。彼の接着効果はアロンアルファ以上に強力になっていた。色々な人を紹介される。
その中の一人にギリヤーク尼ヶ崎がいる。

当時学生の僕は40数歳の大道芸人の彼との会話が怖かった。が森君のペースで物事が進み馬鹿話も出来るようになった。本当に変な人だと思ったが、現在まで自分の意志を貫くバイタリティには感服する。彼の舞踏以外のメジャーな仕事として、伊丹十三の「たんぽぽ」にホームレス役でオムライスを食らう場面がある。そこでの主人公は彼である。

その後、30年ぶりにギリヤークという奇妙な固有名詞と遭遇したのは、村上春樹の1Q84である。1Q84の上巻の460ページあたりからギリヤーク人についての解説っぽい文面が始まる。ギリヤーク人の生活・性格・体格・等を理解する。北海道出身のギリヤークさんの名前の由来が分かったような気がする。

過去の作品を発見

先日、ヤフーオークションで僕の過去の作品に遭遇。
これは珍しい。購入してくれる人がいたなんて信じられない。
で、早々落札する。そして、取引開始。取引先に僕の参加するCDであると伝えるとすごく珍しがってくれていたく感激された。
それで、本日届く。
一枚は僕のリーダーアルバム。フュージョンブームから自然志向のアクースティックミュージックに移行した時の作品で環境ミュージックっぽい作品である。
全然売れなかったが、買ってくれる人がいたなんて夢のようだ。
そしてもう一枚、当時、スタジオミュージシャンをやってた時代、来生さんの作品に参加した時の作品。
どちらも友達に貸したりして手元に残っていなかった。で、こうして巡り会えたのもこの便利な世の中のおかげだ。
また、暇を見つけて過去の作品を集めてみよう。


Sunday, January 03, 2010

龍馬伝を見る。

毎年NHKの大河ドラマを見ることが定番化している。
前回の「天地人」には、がっかりだった。
その理由は、3つある。配役・音楽・テイスト。

配役は、あまりにも経験不足、実力不足、キャスティングに問題があった。
音楽は、メロドラマチックでどうもなよなよしている。
テイストは、ビデオ仕立てでは、どうも安っぽい画面になってしまう。
今回の「龍馬伝」には期待をして第一回目を見る。

やっとNHKさん、プログレッシブカメラを導入フィルム仕立てにしてくれた。単純に映画っぽくなるという事だ。
脚本:福田靖 演出:大友啓史 現在日本で脚本・演出では彼らの右に出る物はいない。
カメラワーク・カット割り等、以前作品に比べれば力の入れようが違う。

次に音楽:佐藤直紀。
より、映画音楽に近づいている。N響を登用したクラシカルな楽曲から脱却しよりスクリーンミュージックに近ずいている。
配役も実力者が名を連ねる。
久しぶりに次回が楽しみだ。

Saturday, January 02, 2010

小山薫堂

正月も2日目、やる事も無く一日が過ぎていく。こんな感じで一年が過ぎていく。あっという間におじいさんになってしまう。

今日は近くのお稲荷さんに初詣。イオンに買い物。本屋で単行本を購入。
家に帰って、ジャズでも聞きながら読書の一日だ。気分はピアノトリオかな。
そこで、購入した単行本は小山薫堂の「フィルム」という短編集である。
彼の単行本が出版されているとは思ってもいなかったので有意義な一日になりそうだ。
まだ、読破していないが、途中経過だ。
中々、胸きゅんで彼の才能が所々垣間見える。

この、小山薫堂という人は昔から気になる人であった。
彼は、「おくり人」の脚本で世間に知られるようになる。
僕が20数年前、フジテレビの番組「カノッサの屈辱」で僕が音楽を担当していた。その時の脚本家が彼であった。これは後から知った。知った時は何とも嬉しかった。
彼を好きになったきっかけは、J waveの番組のパーソナリティ・台本を勤めたAJINOMOTO 6 P.M. だ。クリス智子との掛け合いは見事であった。
ラジオでは考えられない企画で毎回土曜日がくるのを楽しみにしていた。
この「フィルム」短編集についてまた、後で読書感想を載せたいと思う。

Friday, January 01, 2010

謹賀新年

謹賀新年。2010年元旦、寅。

今年は寅年、山の奥では赤いチャンチャンコを纏った蛇(巳)がすやすやと冬眠している。
蛇が冬眠から目覚めるまでに次のスタートに向け地盤を固めておきたい。と願う。
寅の攻撃にも耐え、次に訪れる兎のようにぴょんぴょん元気よく行動し、蛇の登場を待とう。