Saturday, April 03, 2010

グスターボ・ドゥダメルという人

今日はNHKの芸術劇場と言う番組が23:00からあった。これは見ながら書き込んでいる。
たまたまザッピングをしていてこのグスターボ・ドゥダメルという人の解説をしていたところでザッピングは終わり、この番組を見ることになる。

彼は、若干29歳、名門ロスフィルの常任指揮者となった。その時の就任コンサートの模様が今日のオンエアーだ。
彼は、南米ベネズエラ出身。これ自体すごく珍しいと思う。2004年のマーラー国際指揮者コンクールで優勝し脚光を浴び、そしてこのロスフィルの常任指揮者となった。ロスフィルはかってインド人のズービン・メータという名マエストロを迎えた時期がある。その時、僕の好きなロックアーティスト・フランク・ザッパという人のレコーディングでメータ率いるロスフィルでレコーディングされたことがあり、ロスフィルは何とも頭の柔らかいクラシック楽団だと思った。

話はそれるが、このフランク・ザッパという人はもう亡くなってしまったが、摩訶不思議な音楽を展開する。ある時はロック、ある時はバロック音楽、ある時はストラビンスキーばりの現代音楽、ある時はジャズ、ある時はミュージカル的パロディロックと才能が爆発していた。30年ほど前に来日したことがあり、すべて日本でのコンサートは全て見に行った。浅草・日本青年館・京都・大阪と。
また、別の機会にフランク・ザッパ氏に登場していただく。

戻そう。
その就任コンサートの楽曲がジョンアダムズ「シティノワール」とマーラー「巨人」であった。
シティノワールの演奏が終わった時作曲者のジョンアダムズも登場。スタンディングオーベーションが鳴り止まない。観客は着飾ったセレブ。トム・ハンクスやらなんやらいっぱいだ。なんかいい感じである。アメリカって感じだ。プリティウーマンの一場面を思い出す。
ジョンアダムズ「シティノワール」はこの時が初演であった。
ディズニー音楽を聞くような、サスペンス映画を観るような、ジャズを聞くようなという感じの楽曲である。ソロを取る人が生き生きしていてすごく良い演奏であり、良い楽曲であった。
僕はジョンアダムズという人は知らなかった。WIKIで調べてみると此の人もけっこう変な人であることがわかった。クラシック作曲家にとどまらずいろんな所に食指を伸ばしている。ちょっと聞き込んでみるとしよう。

もし、グスターボ・ドゥダメルとロサンジェルス交響楽団が来日したら、何十年ぶりのクラシック音楽の生を聞きに行こう。


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