Monday, February 15, 2010

国歌(National Anthem)

冬季オリンピックが始まった。競技が始まれば各国の国歌が流される。
開会式ではカナダおよびオリンピックのAnthemが流れた。オリンピックAnrhemのオペラ歌手は素晴らしかった。

ところで日本で一番なじみのある国歌は?というとアメリカ国歌であろう。また、僕が旋律が頭に浮かぶ国歌はそのアメリカ・フランス・イギリスといった所だ。
アメリカ国歌はスポーツイベントの冒頭で必ずと言ってよいほど歌われる。また、サッカーなどの国際試合が多くなり試合前にも国歌が演奏される。
結構生活の中に国歌という物が入り込んできている。雑学ではあるがフランスの国歌のイントロ部分はビートルズの「All Need is Love」のイントロで使われている。この曲は今のdocomoのCMソングで使われている。
話は逸れるが、このビートルズの「All Need is Love」は初めて衛星放送が開始される事になった時、イギリスからの衛星放送番組であった。当時、白黒テレビの前にかじりついてこのセッションを見ていた。また、アメリカからはケネディ大統領の演説が予定されていたが、ダラスの暗殺放送となってしまった。

戻そう。
自国の国歌意外で認知されているのはアメリカ国歌ぐらい。僕の想像する所、次に認知されている国歌は日本「君が代」だと思う。なぜか、日本国国歌「君が代」は、世界唯一の西洋音楽の影響されていない国歌なのだ。だから、西洋音楽の影響を受けている全ての国では異質の国歌だと思う。これが日本の国歌がどうか分からないまでも。
「君が代」の構成音はたった5個(レミソラド)。また、小節数は11。音楽というものはだいたい偶数で構成されている。多少イレギュラーはあるけれど。だから11という小節数はすごい異質なのである。構成音はたった5個。世界の民族楽曲は5音階で構成されているものが多い。5音階は音楽用語でペンタトニックと呼ぶ。ペンタは5という意味。アメリカ国防省の建物は五角形(ペンタゴン)など。
例えば、日本の民謡や演歌にみられるヨナ抜き音階(4・7を抜いた音階)アメリカのブルース・スコットランド民謡・インドネシアバリのガムラン・ケチャなどなど。
例えば日本のヨナ抜き長音階(ドレミソラ)はブルースにおけるメジャーペンタと同じ。日本のニロ(2・6)抜き短音階(ラドレミソ)はブルースにおけるマイナーペンタと同じ。また沖縄・琉球音階はニロ抜き長音階(ドミファソシ)はインドネシアバリのペンタトニック(ミファソシド)で酷似している。
1オクターブ(7音階)内で2音を省く組み合わせで世界の民族楽曲は成り立っているのである。
そして歴史的に国歌は、西洋音楽理論の範疇で作られた。だから、国歌の聞き分けが難しいのである。

冬季オリンピックで日本の国歌が聞けるのか否か?