Wednesday, February 09, 2011

お城について 2

続きだ。
僕がツアーミュージシャンであった頃、日本全国を旅回った。まっ、ほぼ全国を制覇した。たまには日本を脱出することもあった。中国(さだまさし)・フィリピン(日本ジャズフェスティバル)・バリ島(YAS-KAZ)など。

城好きの僕は旅先で時間があると城見物に赴く。といってもコンクリートでできた城には全く興味がない。名古屋城など。まして況や清洲城(城主・織田信長)は具の骨頂だ。新幹線の下りで名古屋から数分、進行方向右手にこのコンクリートでできた清洲城が見えてくる。大河ドラマ織田信長と言えば「清洲城」ということで名前だけが全国的に有名になっていた。城址公園でよかったのに。

中でも興味を唆るのが、現存12天守というカテゴリーで分けられる名城たちだ。
弘前城・松本城・丸岡城・犬山城・彦根城・姫路城・松江城・備中松山城・丸亀城・松山城・ 宇和島城・高知城といった12城である。
その中で訪れたことのある城は、弘前城・松本城・犬山城・彦根城・松山城である。まっ、本当に見事である。この範疇にハマらないが熊本城(城主・加藤清正)も見事だ。この熊本城は一般的に黒城と言われ(黒塗りの外壁で、烏城(うじょう)とも言われる。熊本城の他松本城も至極有名である。)豊臣秀吉時代以前の城にはこの黒城が多い。究極が大坂城であろう。黒と金だ。

徳川時代になると白城がメインとなる。その代表が白鷺城といわれる世界遺産・姫路城である。

話は戻るが名古屋出身の僕は子供の頃2度ほど行ったことがある犬山城。
なぜ、信長、秀吉、家康らが挙って、この犬山城を手に入れようとしたのか?
その土地に行くと理解できる。
北側は木曽川が流れ小高い丘の上に建つ。南を見てみると小牧城、その先に守山の台地、その先が長久手・三河だ。
また、木曽の山から伐り出される檜、そして、木曽川を渡るためこのあたりが流れが緩やかになり川幅も狭くなっている。城の中の城である。

名古屋に行くことがあるなら一泊してでもこの犬山詣でを推奨する。
この辺り、名古屋の一大テーマパークである。明治村・犬山モンキーセンターetc...