Saturday, January 23, 2010

新宿トップス

昨日はフィリピンの女性シンガーのキー合わせと仮歌を僕の事務所兼スタジオで録音した。
僕のアレンジした楽曲に彼女の声が乗る。中々と思う。そして、リアレンジの必要性も感じる。
3時間ほど打ち合わせ兼ボーカルレコーディングを済ませ、スタッフ全員で新宿へ食事に出かける。
場所は伊勢丹そばの高級料理屋。ご馳走にありつけそうだ。

紀伊国屋ビルの裏手を歩いていると新宿トップスが店を閉じている。びっくりである。
で、調べてみると2009.7.18に閉店している。半年の間、知らなかった事になる。
僕が東京に出てきて一番の思い出の喫茶店なのだ。初デートがここであった。
デートの時間前に、紀伊国屋で本を買い、トップスで本を軽く読み流し、すると、彼女が登場。茅ヶ崎からの登場である。
デートタイムのスタートである。良い思い出である。

閉店に追いやられた原因を勝手に想像する。喫茶店としてのトップスから、バー・イタ飯・シアターetc..と経営を広げていった事だろう。
そして、この不況波と。

当時、大学の頃の新宿は、排他的な歌舞伎町、南口ガード近辺の韓国系居酒屋、三越裏の3流映画館周りの軽いセックス横町、西口の思い出横町と。
伊勢丹界隈はそんな雰囲気が無く、おしゃれな感じであった。伊勢丹の夜のライトアップの美しさ、紀伊国屋書店での本の購入、紀伊国屋ホールでの観劇、ジャズクラブピットインでの生演奏。DIG DUGでのお酒タイム、そして、トップスでコーヒーブレイクと。新宿の良き時代の伊勢丹・紀伊国屋界隈であった。
その一つのTOPSの閉店、時代が変わっていく。